メンサ・ポンデラリア
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メンサ・ポンデラリア、または公共計量所はティブール(ティヴォリ)の町のフォーラム(広場)にありました。おそらくアウグストゥス帝時代のものと推測される建物は、1883年に偶然発見されました。公式の基準重量を格納する様々なサイズの凸凹面の空洞が備わった大理石製メンサエのおかげで、公共計量の特殊ま機能を特定することが出来た珍しい例の一つです。
1920年に発見された隣接する部屋は、おそらく皇帝礼拝(アウグステウム)のための場所でした。碑文にはこの装備の制作者が、ヘラクレス崇拝と繋がりのある豊かで強力な大学、ヘラクレス法人のマジステル(長官)を務めた解放奴隷、マルコ・ヴァレーノ・ディフィーロであることが記されています。
メンサ・ポンデラリア
Piazza del Duomo, 4
00019 Tivoli (ローマ県)
ヘラクレス・ウィンクトールのサンクチュアリ
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ヘラクレス・ウィクトールのサンクチュアリは、ローマ共和国建築最大の神殿群の1つです(紀元前2世紀から建設が始まりました)。後にティブルティーナ街道となる古代の移牧ルートに沿って、アニエーネ川を見下ろす段丘に建てられた建設物が、雄大な風景を演出します。道は屋根付き通路によって建築物群に組み込まれていました(テクタ通り)。サンクチュアリは3つの主要な部分、地面の自然な傾斜を利用した劇場、アーケードに囲まれた大きな広場、そして広場中央に劇場と並んで建つ本物の神殿で構成されていました。信仰の場所が衰退していった後、水道の存在が粉ひき所、兵器庫、鋳造所の建設を促進しました。更に遠方まで交流を発電する最初の水力発電所と、最後には製紙工場まで設立されました。このように、サンクチュアリは現在、産業考古学の素晴らしい遺産とも見なされています。
ヘラクレス・ウィンクトールのサンクチュアリ
Via degli Stabilimenti, 5
00019 Tivoli (ローマ県)
お問い合わせ:
オフィスおよび管理局:
電話番号.::+39 0774330329
メールアドレス: santuariodiercolevincitore@cultura.gov.it
プラウティウスの霊廟
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大規模な修復作業を終え、ヴィラエ機関の管理下となったプラウティウスの霊廟は、西暦1世紀初頭に遡る墓碑です。実際、最古の銘からはアウグストゥス帝の名前と共に、紀元前2年に執政官だったマルクス・プラウティウス・シルヴァヌスの名が読み取れます。子孫達によっても使用された霊廟(トラバーチンで覆われた背の高い円柱)は、15世紀に近隣のアニエーネ川のルカーノ橋を保護するための塔に改築されたため、現在では古代の外観をほとんど留めていません。
Via di Pontelucano
00019 Tivoli(ローマ県)
ヴィラ・デステ
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2001年にユネスコ世界遺産に登録され、噴水、睡蓮、洞窟、水景、水が奏でる音楽が印象的なイタリア庭園の傑作となっています。枢機卿イッポーリト・デステ2世は教皇選挙落選による失意の後、この地でフェラーラ、ローマ、フォンテーヌブローの裁判所の華やかな宮廷を復活させ、ヴィラ・アドリアーナの壮麗さを蘇らせました。1550年以降、ティヴォリの総督は、享楽の谷の斜面に庭園を造るというアイデアを温めますが、画家・考古学者・建築家であるピッロ・リゴーリオによって考案されたヴィラの象徴的な建築プログラムが明確化され、宮廷建築家のアルベルト・ガルヴァーニによってようやく実現されたのは1560年のことでした。宮殿は後期ローマのマニエリスムの主役達によって装飾されました。1572年にイッポーリト・デステ17世紀に更なる工事が行われた後、グスタフ・アドルフ・フォン・ホーエンローエ枢機卿が音楽家のフランツ・リスト(1811-1886年)を招いてかつての壮麗さを蘇らせるまで、衰退の時期が続きました。その後、国が購入し、1920年代から30年代にかけてヴィラは修復され、一般公開されました。
ヴィラ・デステ
Piazza Trento, 5 00019 Tivoli (ローマ県)
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オフィスおよび管理局: 電話番号: +39 07745589
メールアドレス: va-ve@cultura.gov.it
ヴィラ・アドリアーナ
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1999年にユネスコ世界遺産に登録されました。西暦118年から138年にかけてティヴォリ、すなわちティビール周辺の豊かな水源と緑に恵まれた土地に古代ハドリアヌス帝によって建設されました。住居、温泉、ニンファエウム、東屋、庭園を含むヴィラは、、120ヘクタール以上に渡る面積に広がっていました。様々な建物は地上の道だけでなく、通用路の役割を果たしていた地下に張り巡らされた馬車及び歩行用通路によっても結ばれていました。圧巻なのは、ルネサンス以来、熱狂的かつ体系的な研究対象となっていたヴィラの豊かな建築・彫刻装飾の数々です。ローマとイタリアの他の地域、そしてヨーロッパのほとんど全ての主要な博物館とコレクションには、ヴィラ・アドリアーナから出土された典型的な作品が含まれています。現在、40ヘクタールに及ぶ敷地が見学可能になっています。
ヴィラ・アドリアーナの考古学地区
Largo Marguerite Yourcenar, 1 00019 Villa Adriana-Tivoli (ローマ)
お問い合わせ:
オフィスおよび管理局:
電話番号:+39 077419804
メールアドレス: va-ve@cultura.gov.it